大阪府立大学体育会弓道部

ひとりごと

 こんにちは。林絹子です。部員もすなるコラムといふものを、自分もしてみむとすなり。というわけで、この自粛生活中、つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとを書きとめていこうと思います。
 最近とあるアニメにハマってしまいました。「かぐや様は告らせたい」です。有名な漫画なのでご存じの方も多いと思います。内容をざっくり説明すると、高校の生徒会で生徒会長と副会長のかぐや様が互いに恋をするのですが、“いかに相手に告らせるか”を試行錯誤するラブコメです。 お話の感想はさておき、私が惹かれた点は描かれる生徒会のリアリティさです。私も中高で生徒会をやっていたので、このお話がその頃の思い出と重なる部分が多く、愛着が湧いてきます。お話の中でかぐや様たちは生徒会室で他愛もないおしゃべりをしたり、ゲームをしたりしながら恋愛バトルを繰り広げていくのですが、ここで冷静な読者(親)からのツッコミが入ります。 ちゃんと生徒会の仕事やれよってね。でもね、実際の生徒会もこんな感じなんです。私も、誰かが生徒会室に持ってきたナンプレをみんなで解いたり、音楽祭の出し物でダンスを踊ったり、お買い物をしたり、、、と楽しいことばかりでした。私は練習がハードな陸上部と兼部をしていたので、生徒会室はオアシスって感じで居心地がよかったです。(もちろんちゃんと普通の仕事もしてましたよ!!)そういえば、かぐや様は弓道部と兼部している設定だそうです。 それもかなりの実力で、全国大会に出るほど。そうそう、大学弓道では、地区大会で4本中3本を的にあてたら全国大会への出場権が得られます。ここで強調したいのは、大会直前に全くあたってなくても、弓道歴が数ヶ月の初心者でも、本番で3本当ててしまえばインカレに出られるってことです。陸上みたいに地区大会の上位何名がインカレに進める、というような人数制限はないので、自分との勝負です。個人の努力次第で全国大会に進める、という点は弓道の魅力だと思います。インカレに出てみたい!という新入生はぜひ弓道部へ。
 そういえば、私の高校でもかぐや様のように生徒会副会長をしながら弓道部に所属していた先輩がいました。ある日、その先輩から部の屋根が壊れたから修理してほしい、という依頼を受けたので弓道部に視察しに行きました。そこで初めて弓道というものを見て思ったのです。袴カッコイー!弓道カッコイィー!ってね。これが私が大学で弓道部に入った理由の一つです。だから、ただ単にかっこいいから、という理由で弓道部に入るのもありだと思います。袴を着たい!という新入生はぜひ弓道部へ!
 さて、方向性もなくキーボードを叩いてきたのですが、最後に1つだけ。その先輩が大学に入ってから1度だけ高校に遊びに来て会った時に言われたことです。「大学生になったらちゃんと単位とろうね。」わざわざ高校まで忠告しにきてくれました。実際弓道部には弓道によって単位を食べられてしまう人もいればかぐや様のように弓道も成績もトップレベルの先輩もたくさんいます。多くの部員は後者になれるように日々努力しているわけですがそれはもう充実した日々を過ごしています。だから、大学生活を充実させたい!という新入生はぜひ弓道部へ!!

 次回のコラムは河野です。彼は弓道の練習は非常に熱心で、かつ成績も◎な努力家です。昨年は通学に4時間もの時間をかけていましたがついに下宿デビューするそうですよ。次回もお楽しみに!
文責:林絹子